| なんでも院長室 VOL.05 ■■■■■ |
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「メタボリックシンドローム」
中高年がかかりやすい生活習慣病である「糖尿病」「高血圧症」「高脂血症」は、それぞれ単独でもやっかいな病気ですが、これらの病気が重複すると動脈硬化を促進し、さらには致命的な心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすいことが分かっています。
最近、これらの病気を起こすおおもとに、糖代謝や脂質代謝などさまざまな代謝異常があることがわかってきました。このため、こうしたリスクが重なって存在する病態を「メタボリックシンドローム（Metabolic Syndrome）」と呼んでいます。
まず、腹囲を測ってみてください！
*****男性：85cm 女性：90cm以上ではないですか？（腹囲がこれ以上だと、内臓脂肪の蓄積が推測されます。）*****
腹囲が♂85cm、♀90cm以上ある方で下の3項目のうち2項目以上あてはまれば「メタボリックシンドローム（Metabolic Syndrome）」と判断されます。
①中性脂肪：150mg/dl以上またはHDL-コレステロール（善玉コレステロール）:40mg/dl以下
②空腹時（食事をとらない時）の血糖：110mg/dl以上
③血圧：130/85mmHg以上
（糖尿病、高脂血症、高血圧と診断され、すでに薬物治療を行っている場合は、それぞれ1項目に該当します。）
みなさんの腹囲を測ってみてください！そして、かかりつけ医の先生からもらった血液検査の結果をもう一度確認してみてください！
該当している方は、かかりつけ医の先生の指導のもと、生活習慣の改善に努めるようにしましょう。
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